月別アーカイブ: 2016年11月

国際協力NGO・IV‐JAPAN、ラオスのトレーナー育成事業完了報告会

埼玉NGOネット加盟団体のIV-JAPANがJICAと連携してラオスで行ってきた、「縫製・理美容・調理トレーナー育成事業」完了報告会が11月28日、JICA東京国際センター別館で開催された。2011年からの第3期5か年事業で、第1期、第2期を含めると12年間の職業訓練事業が完了した。
同事業はラオス社会のニーズが高い縫製・理美容・調理の3分野で、経済的に貧しく、教育レベルや技術習得が低い全国の青年が技術を習得し、起業や就職によって収入向上を図り、貧困削減に寄与してきた。職業訓練コースも初級から始め、中級、そして上級コースの開設へと進め、より高度な技術習得者を社会へ送り出してきた。
また、第3期事業では、全国の職業訓練所から派遣された人材をトレーナーに育成して地方職業訓練所の技術向上を図り、未整備状態にある職業訓練カリキュラムを開発し、職業訓練所によってレベル・内容もマチマチで不十分だった教科書・教材の手本ともなるのを作成するなど、ラオス政府の評価も高く、ラオスの職業訓練の質的向上や開発に不可欠な現地の人づくりに寄与し、大きな成果を修めて、ラオス側に引き継がれた。dscf1087

ふじみの国際交流センター、朝日こどもの貧困助成団体に選ばれる

埼玉NGOネット加盟団体の認定NPO法人ふじみの国際交流センターは、「朝日こども貧困助成団体」に選定された。これは朝日新聞厚生文化事業団と朝日新聞社が行っている、子どもの貧困に取り組む全国の団体から10団体を選び、活動に助成しているもの。ふじみの国際交流センターは、在住外国人の自立支援と多文化共生を目的に、外国人生活相談、シェルター運営、多言語生活情報提供、日本語指導、国際理解、生活支援、子どもの学習支援などを、埼玉県西部を中心に行っている。

国際協力NGOセンターJANICと情報交換

埼玉NGOネットは11月15日(火)、さいたま市で、全国的NGOネットワーク組織の認定NPO法人国際協力NGOセンターJANICと情報交換会を行った。

全国的ネットワークと日本の主要NGOをメンバーにし、外務省やJICA本部、自治体国際化協会などと関係を構築してNGO界をリードする国際協力NGOセンター(JANIC)と、埼玉県で海外協力・在住外国人支援・開発教育を草の根で行うNGOをメンバーに、埼玉県など自治体や埼玉県国際交流協会、JICA東京埼玉デスクなどと関係を構築している埼玉NGOネットは、適時情報交換を行い、それぞれの特色を活かした相互補完的協力関係をつくり、可能な連携を行っていく事の意義を双方が認めた。

埼玉NGOネットからグローバルセミナー、SDGsフォーラム(共催)、国際課・埼玉県国際交流協会・JICA東京埼玉デスクとの連携、国際フェア、勉強会などについて説明する。JANICからはNGOとしての海外安全対策、SDGsのNGOの取り組みと理解促進、NGOキャリアガイダンスの紹介などが有った。

IV-JAPANラオス事業報告会のご案内

【募集】ラオス「短期職業訓練トレーナー育成のための職業訓練プロジェクト」草の根技術協力事業完了報告会(一般公開)

ラオスの草の根技術協力事業(パートナー型)の事業完了報告会を実施致します。 一般の方もご参加頂けますので、参加をご希望の方は、下記『3 応募について』に従い、本メール宛先(Yatsuboshi.Mariko.3@jica.go.jp)までご応募下さい。

1.事業報告会日程

・日時 2016年11月28日(月)10:30~11:30 (受付 10:15~) ・場所 独立行政法人 国際協力機構  東京国際センター別館 C・D会議室     https://www.jica.go.jp/tokyo/office/access.html

2.事業について

・案件名 「短期職業訓練トレーナー育成のための職業訓練プロジェクト」 ・事業対象国 ラオス ・実施期間 2011年12月~ 2016年10月 ・実施団体 国際協力NGO・IV-JAPAN

3.応募について

下記、フォームに記入し、上記アドレスまでご応募下さい。 受信後、確認メールを担当より送付致します。

メール件名:11/28 ラオス報告会 1 氏名: 2 住所: 3 電話番号: 4 メールアドレス: 5 所属:  備考:取得した個人情報は、法令で定める場合を除き、本人の同意なしに第三者への提供及び利用は行いません。

JICA東京 市民参加協力第二課 八星 真里子 【E-mail】Yatsuboshi.Mariko.3@jica.go.jp  【TEL】03-3485-7044

海外安全対策研修報告

海外安全対策研修へ参加
国際協力関係者にとって今年9月のダッカ事件は、紛争国でない国、国際協力が多く行われている国、比較的治安が良い首都、外国人が行くレストラン、邦人の犠牲など衝撃的であった。埼玉NGOネットでも現地駐在員、短期で調査、視察、打合せ、スタディツアーの派遣などがあり、安全対策は緊急の課題であり、今回、JICA主催の安全対策研修に参加した。セキュリティの基本は気をつけることとの事。海外渡航者が遭遇する脅威の可能性を知り、どんなところがテロのターゲットになりやすいのかを調べ、情報を事前に収集し、自分の脆弱性を評価、リスクを分析、安全対策措置を講じるなどの重要性を学ぶことが出来た。ただ、NGOにとっては、リスク管理と現地の人とのコミュニケーションの兼ね合いをどうするかの課題は残る。研修の中で近づく子どもたちは物取りのリスクがあり、追い払うとの話も有った。自分に近づく人がすべてが危険を及ぼす可能性があると捉えると、現地の人とのコミュニケーションが成り立たない。NGOは村で事業を実施するには村人との信頼関係を築く必要がある。難しい課題だが、NGOとしての海外安全対策づくりが必要となるのではないだろうか。

SDGsフォーラムのご案内

SDGsフォーラム

2016年12月3日(土)13:00~16:40
会場:拓殖大学文京キャンパスE館 (地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅徒歩3分)
主催:拓殖大学国際開発教育センター・グローバルファシリテーター育成塾
   一般社団法人グローバル教育フォーラム
共催:埼玉国際協力協議会
参加費:無料
プログラム
活動報告⓵千葉県立白井高校「地球的課題について高校生が考える」    ⓶千葉県立鎌ヶ谷高校「高校生による地域ボランティア活動」
    ⓷千葉県立千葉東高校「地球市民としての高校生」        ⓸順天中学高校「フィリピンで感じた地球課題」
    ⓹埼玉県高校        ⓺大学生「トビタテ!留学JAPANで学んだ世界の課題」「JTB紹介」
分科会
全体会
申込先:グローバル教育フォーラム事務局(福田)
151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷4-14-4
メディア総合研究所内 TEL03-5414-6210 FAX03-5414-6510 E‐mail:fukuda@mediasoken.jp
参加者氏名・所属先・住所・TEL・E‐mailを明記