月別アーカイブ: 2017年6月

JANIC  NGO組織力強化プログラム−戦略構築・中長期計画作成支援研修− 参加者募集

1. プログラムの主旨
昨年度からこれまでの研修も継承し特に戦略構築・中長期計画に視点をあてた研修プログラムを実施する運びとなりました。プログラムではNGOで使用できる経営戦略を理解し、自団体の戦略構築・中長期計画の作成手順を体系的に学習します。集合学習は知識を得るだけではなく、各団体の課題や中長期計画について発表をします。これにより情報の共有をしたり自団体の位置を知ったり新たなアイディアを得る場となります。自団体の戦略・中長期計画を順に作成することを目的としていますので、参加者は予め事務局長や関係する方々から団体の運営とその課題・問題把握したうえで参加していただきます。そして必要に応じて講師派遣もできる様に準備されていますので、訪問・相談対応を通じて課題解決・計画作成の支援します。
① 事前課題 2017年7月18日(火)〜
配布される事前課題に沿い、ミッションの再確認をした後に現在の重点課題と今後3〜5年後に達成すべきことを組織内で再確認。次いでその目標に到る手段を整理します。
② 集合学習 9月8日(金)・9日(土) (東京都内またはその近郊の研修施設で実施します)
自団体の活動の振返り作業と他団体の情報を得る事による比較の作業をします。またNGOで活用できる戦略理論をインプットしこれらを融合させ議論を行い新たなアイディアや視点を得ます。
③ 団体への持ち帰りと共有 9月中旬〜
集合学習で研いだ事前課題を組織内で共有し戦略構築・中長期計画の目標の達成に向けた具体的なプロダクトの設計を行います。そして組織の年間計画に新たなプロダクト構築で行うべきことと担当者を組み込みます。
④ 完成・定着に向けた講師派遣 9月中旬〜2018年1月下旬
必要に応じて講師が団体に訪問。受講者を中心とした会議体でその後の進捗状況を確認し、つまづいているところなどについては一緒に作成し定着を図る。
⑤ 発表会 2018年2月9日(金)
作成した中長期計画を発表し別の視点からの知見を得る。
2. 講師紹介:中山雅之 氏
多くの企業でのマネジメント教育の実施経験を踏まえ、2006年以来JANICやJICAとともに、NGO向けにマネジメント研修とコンサルティングをされています。
・国士舘大学大学院グローバルアジア研究科・准教授/(特活)Green Project理事・事務局長
・2006-09年度JANIC/庭野平和財団主催 NGO次世代リーダー育成研修 講師
・2012年度JICA主催 組織力アップ!NGO人材育成研修 講師
・2015年度JANIC/立正佼成会一食平和基金主催 NGOセンサス2015共同実施
3. 募集定員と参加申込方法
① 募集定員:12名
② 対象者
・ プログラムの全課程に参加できる方
・ 年間収入数千万円から数億円規模のNGOの経営層・事務局責任者・実務担当者
・ 一団体2名での参加を推奨します。
課題携行型の学習プログラムになっており、中長期計画を作成する段階での負担を分散する為。
③ 申込期限と方法
「参加申込書兼推薦書」を記入いただき、推薦者による署名を得て、2017年7月9日(日)までにスキャナ後e-mail添付・FAX・郵送のいずれかでJANICへご送付ください。
4. 参加費と補助
① 参加費
本プログラムは主催・協力団体からの補助がなされ受講料の1割負担(JANIC会員団体の場合)でご参加いただけます。
参加費負担:JANIC 正会員・協力会員団体:10,000円/人/非会員団体:15,000円/人
問合せ・申込:
主催:(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)/立正佼成会一食平和基金
運営事務局:(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)能力強化グループ(担当:山田)
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18アバコビル5F
TEL.03-5292-2911 FAX.03-5292-2912 E-mail:capacity2@janic.or

JICA連携事業埼玉県説明会報告

埼玉県のNGO、自治体、大学を対象に、国際協力機構JICA東京によるNGO等との連携事業説明会が浦和で開催された。
主催:JICA東京
後援:埼玉NGOネット、埼玉県(国際課)等
日時:2017年6月28日(水)9:30~12:00
会場:浦和コミュニティセンター
参加者:NGO12団体・15名(内埼玉NGOネット加盟7団体)
自治体8団体・10名(埼玉県関係部局及びさいたま市など市役所)
大学2団体・2名、個人2名(院生)
JICA東京市民参加協力第1課課長及び第1課・2課埼玉県担当職員4名・新人4名(OJT)計9名
合計38名

第1部
1.埼玉県自治体・NGOの取組事例
埼玉県国際課・企業局・下水道局、さいたま市水道局、IV-JAPAN、南太平
洋医療隊、アジア・アフリカと共に歩む会
2.JICA参加メニューの紹介
①途上国支援:草の根支援型・草の根パートナー型・地域提案型、JICA基金
②国内事業支援:NGO提案型研修会、プロジェクト研修会、開発教育研修会
第2部
埼玉県中小NGO事業経過報告
「ラオスの農村部に飲料水製造装置を設置する支援事業」          ワールド・サポート・プロジェクト
第3部
質疑応答・意見交換

説明会終了後、NGO5団体(内埼玉NGOネット加盟2団体)が個別コンサルテーションを希望し、JICA東京担当者とそれぞれの案件について協議を行った。

JICA東京説明レジメ(PDF)

 

ハラル料理 試食&講義

イスラム教徒の外国人観光客の増加だけでなく、イスラム教徒の在住外国人も増えている。その子弟は日本の学校へ通う。

イスラム教徒にとって食で大切な「ハラル」について、食生活から多文化共生を考えてみよう。何が違うの・・・・材料は? 調味料は? 厨房は?

埼玉NGOネット加盟団体の認定NPO法人メイあさかセンターは、長年に渡るマレーシアとの国際交流・協力から、ハラル料理 試食&講義の会を開催します。

日時:2017年7月4日(火)10:00~14:00、会場:朝霞市中央公民館

食事代・資料代:1500円、講師:ハラル料理レストラン調理人&メイあさかセンター理事

申込:認定NPO法人メイあさかセンター mayasaka@mayasaka.net

 

埼玉NGOネット6月勉強会

(1)ラオスの貧困と職業訓練での技術習得による生計向上
講師:飯村浩 国際協力NGO・IV-JAPAN事務局長・前ラオス駐在プロジェクトマネージャー
ラオスに駐在し、プロジェクトマネージャーとして、現地でプロジェクトの運営や渉外に携わってきた経験に基づき、背景、現状、問題、事業内容、成果、持続性などを具体的に解説した。質疑応答も活発に行われた。
勉強会レジメ(PDF)

(2)SDGsに関する資料・教材の紹介 
講師:金子玲子 世界に目を向けよう代表
SDGsはこれからの世界から生活まで重要で必須のテーマだが、幅広い分野を網羅し理解しづらい内容にどう取り組むか。講義形式ではなく、参加型にし、自分で考える事が重要。身近な普通の生活から関心のあるSDGsターゲットを自分で選択し、何が出来るのかを考え、説明する事で意識付けを行う必要性を強調。

 

埼玉NGOネット6月定例会

日時:2017年6月21日(水)9:30~11:30
会場:浦和コムナーレ9階さいたま市民活動サポートセンター
出席者:吉田隆宏埼玉県ユニセフ協会事務局長(議長)、尾池富美子メイあさかセンター代表理事、利根川恵子IV-JAPAN副代表、飯村浩IV-JAPAN事務局長、小谷全人埼玉YMCA代表理事、山尾美枝子埼玉日本語ネットワーク代表、秋本佳之ワールド・サポート・プロジェクト代表、兼先勇インターナショナル川口理事長、金子玲子世界に目を向けよう代表、皮籠石成久前トロント補習授業校教頭、渋沢豊埼玉県国際課多文化共生・NGO担当主幹、藤田悦光国際課主事、難波亜希子埼玉県国際交流協会主査、尾嶋佐和子副代表、加藤陽一事務局長(順不同)15名

NGO、埼玉県国際課、埼玉県国際交流協会(SIA)の情報・意見交換
吉田:彩の国国際交流協力団体ネットワーク全体会が6月2日(金)に開催され議事は無事終了した。埼玉NGOネットは代表幹事団体に選任され、後半の研修会は筒井哲朗シェア・ザ・プラネット代表が講師を務めた。今後、自治体とNGOの連携を深める工夫を促進したい。埼玉県教職員向け消費者セミナーの講師を7月に予定、SDGsを含めて内容を検討中。
尾嶋:SIA外国人講師派遣事業を活用して地域の自治会に国際交流を提案し、10月下旬に開催予定。
秋本:川口で日本語ボランティア講座に参加。彩の国国際協力基金に昨年度に続きラオスの水浄化事業で応募した。7月9日よりラオス水浄化調査に出張する。
飯村&利根川:21日(水)夕第3回アジア文化講座を大宮で開催。彩の国国際協力基金にネパールの技術学校改善支援事業で応募した。JICA草の根パートナー事業にラオス木工職業訓練事業が決定、実施計画をJICAと調整中。外務省NGO連携無償事業にラオス介護・ホスピタリティ職業訓練事業申請を準備中。
国際課:日本語パートナーズの埼玉県推薦プログラムの募集中。
尾池:今年度は会設立30周年を迎え、記念事業の準備・企画中、1月に埼玉大学協力を得て国際フォーラムを予定。イスラム教徒子弟の学校でのハラル給食が課題となっており、7月4日に試食&講義を開催する。
山尾:埼玉日本語ネットは人材の確保によりHPを5月に開設した。今後、継続した更新が課題。国際ロータリー支援を受けて外国人向け日本語教室を2年間実施してきたが、支援終了に伴う地元の継続が課題。
金子:地球市民学習実行委員を募集中、8月19日・20日に学習会を開催。学校での出前授業は最近のテーマ傾向として生命・幸せが増加、日本の子どもや学校の課題となっている。8月開発教育全国研究大会でワークショップを行う。
SIA:彩の国国際協力基金の応募が今年度は増加。外国人講師派遣事業の派遣先募集中。7月28日埼玉県ユニセフ協会・JICA東京と三者共催国際理解教育セミナーの参加者募集中。高校生ガイダンス・GGS就職面接会・ホームスティ受入家庭の募集中。
皮籠石:7月国際理解教育セミナーの講師として準備中。日本語パートナーズ事業説明会に出席し応募を予定。
兼先:川口の小学校放課後教室の授業で国際理解をテーマに講師を務めた。
小谷:YMCAとしてフィリピン及びアメリカとの青少年の国際交流事業を今夏も実施する。中国・韓国・日本の3か国平和フォーラムを開催予定。
加藤:2017年度勉強会予定を説明、8月勉強会は参加者拡大のため開催時期・会場を決める。JICAのNGO・自治体・大学連携事業説明会を6月28日(水)浦和で開催、埼玉NGOネットは後援でNGOの参加呼びかけ中。県教育局高校教育指導課による県立高校でのグロバール人材授業へのNGO講師派遣は6校を予定。

 

 

総務省「多文化共生事例集」にふじみの国際交流センターが掲載される

総務省が発行した、「多文化共生事例集 ~多文化共生推進プランから10年 共に拓く地域の未来~」。
発行目的は次の様にあります。

総務省では、地方自治体における多文化共生の取組に参考となる 考え方を示した「地域における多文化共生推進プラン」を 2006 年 3 月に策定し、
地方自治 体へ通知した。 その後、多くの地方自治体では、プランをモデルに多文化共生の 指針等を策定したところであるが、
プラン策定から 10 年が経過し、日本における外国人を取り巻く状況も様々に変化し ていることから、
地域における多文化共生施策の更なる推進に資す るため、2016 年に「多文化共生事例集作成ワーキンググループ」を 設置し、
多文化共生の優良な取組を掲載した多文化共生事例集を作 成した。
個々の事例の紹介に入る前に、日本における外国人を取り巻く状 況について、ここ 10 年の変化に注目しつつ紹介したい。

この中で、27・28ページに埼玉NGOネット加盟団体の

ふじみの国際交流センター活動が掲載されています。
(1)コミュニケーション支援 ①多言語・「やさしい日本語」による情報提供
NPO法人 ふじみの国際交流センター(埼玉県ふじみ野市)

多文化が未来を拓く 民設民営 外国人相談窓口

下記のホームページから見る事ができます。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000476646.pdf

JICAと埼玉県NGO等連携事業説明会のお知らせ

国際協力機構JICAではNGO、大学の民間団体、自治体と連携して国際協力事業を実施していいます。NGO、自治体、大学が持つ、途上国での経験・知識・技術力等を活かして、JICAと協働して途上国での支援プロジェクトを立案、JICA援助資金を使ってNGO等が実施するものです。
埼玉県では、NGOでは国際協力NGO・IV-JAPANなど、自治体では埼玉県国際課など、大学では埼玉大学などの実践例があります。今回、JICA東京主催、埼玉NGOネット後援で、埼玉県におけるJICAとNGO等の連携事業を進めるため、JICA連携事業説明会を開催いたします。JICA連携プログラムには、中小NGOが連携できる内容から規模の大きいプロジェクト実施まで幅広い内容が有ります。
この機会に各団体の行っている支援事業をより充実させるため、説明会への出席をお願いいたします。
開催日時:6月28日(水)9:30~12:00
会場:浦和コミュニティセンター第14会議室(浦和パルコ10階)
申込先:JICA埼玉デスク廣瀬 TEL048-833-2992
Email:saitama-desk_hirose@friend.jica.go.jp

説明会資料(PDF)

彩の国国際交流・協力団体ネットワーク全体会

埼玉県の国際交流・協力を行うNGO及び市町村交流協会202、市町村自治体63、埼玉県国際課・埼玉県国際交流協会(事務局)で構成するネットワークの全体会が、6月2日、浦和で開催された。埼玉NGOネットは2017年度代表幹事団体に選任された。全県的ネットワークのため目的を目指す具体的な事業が少なく、ネットワーキングに欠ける傾向はあるが、全県的にNGOと自治体が集まる場は貴重で、このネットをどう活かすが課題だ。全体会に続く研修会では、筒井哲朗シェア・ザ・プラネット代表・認定NPO法人シャプラニール元事務局長を講師に、「中小NGOのための組織力強化講座~われわれは、なぜ活動しているのか」として、経験豊富な海外協力やNGO運営に基づき示唆に富む話が展開された。