メイあさかセンター30周年記念事業参加報告

埼玉NGOネット加盟団体の認定・埼玉県指定NPO法人メイあさかセンターによる、朝霞市の小学校とマレーシアペナン州の小学校の児童画の交換、展示を行う「絵を通じての友好」が1987年に始まってから30周年を迎えた。絵画交換に参加する日本側学校は朝霞市を中心に埼玉県内、東京都まで広がりをみせ、マレーシア側でもペナン州からサバ州、ケダ州などへ波及していった。この間に「絵を通じての友好」は、絵画交換から日本とマレーシアの教育関係者・児童生徒の相互訪問・ホームステイの人的国際交流や、日本人美術教育専門家を派遣してワークショップによる美術研修にまで発展していった。
メイあさかセンターによる「絵を通じての友好」の特色は、メイあさかセンターを中心に地域の行政、学校、社会教育施設、企業、特に子どもから高齢者・障がい者までのボランティアが参加する、地域の多様なセクター・人々が取り組む「多分野協働」地域活動であると共に、多様性ある共生に取り組むマレーシアとの国際交流・相互理解・国際協力になっている点にある。
「絵を通じての友好」に参加した日本の児童・生徒は延約6万人を超え、参加者の中からはこれを機会に国際関係に進路を選択する青年も出ている。メイあさかセンターは、これからも同事業にSDGsを取り入れてさらに発展させるなどの構想を練っている。

メイあさかセンター30周年記念事業
『国際フォーラム in ASAKA グローバル教育支援~「絵を通じての友好 」日本&マレーシアでの成果~』
主催:認定・埼玉県指定NPO法人メイあさかセンター
後援:駐日マレーシア大使館、朝霞市、埼玉県、市民新報社、日本国際理解教育学  会、埼玉県国際交流協会、日本マレーシア協会、埼玉国際協力協議会
協賛:石橋財団
日時:2018年1月21日(日)13:00~16:00
会場:朝霞市産業文化センター
主催者挨拶:認定NPO法人メイあさかセンター代表理事尾池富美子
来賓挨拶:朝霞市教育長、駐日マレーシア大使館参事官、石橋財団教育担当官
マレーシア側より朝霞市、石橋財団、メイあさかセンターに記念品贈呈
基調講演:森茂岳雄中央大学教授「青少年国際交流における学校-地域連携の課題-   メイあさかセンターに期待すること-
パネルディスカッション:
アブドウール・ラーマン マレーシア教育省ゴンバ地方教育事務所副所長
「2005年以来現在までかかわりの中から児童も学生も絵を通じての友好に参加を熱望」
テーイーミン ペナン教師美術協会理事・チョンリン中等学校美術主任
「絵を通じての友好プログラムへの責任を果たしながら ペナンと日本の双方の子どもたちに魅了されて」
渡辺秀和 朝霞市教育委員会学校教育部教育指導課長補佐
「朝霞市内学校でのプログラム受入れについて…児童・保護者・教師の立場で」
中村美恵子 メイあさかセンターマレーシアワークショップ担当理事・元教師
水浦保之 メイあさかセンターマレーシアスタディツアーリーダー
「マレーシアへのスタディツアーで共存の自然体で感じた国際友好賞状が海外へつながった始まり」
尾池富美子 認定NPO法人メイあさかセンター代表理事
「数えきれない人々の協力に支えられ多分野協働と学社融合」
フロアーとの質疑応答