埼玉NGOネット、「埼玉県NGO研修プログラム」をJICAに申請

国際協力機構(JICA)にはNGO能力強化を目的に、ネットワークNGO等が企画提案し、審査・採択後にネットワークNGOが実施を受託するNGO研修制度がある。埼玉NGOネットは2017年度追加募集に対し、「申請書類作成等実践訓練を通した埼玉県NGO強化研修事業」としてJICAに申請を行った。
目的
JICA東京は埼玉県のNGO等向けに2016年度、2017年度にJICA連携事業説明会をさいたま市で開催した。埼玉NGOネットは企画段階から参加、NGOリストアップや参加呼びかけなど協力し、多くのNGOの参加を得てきた。この実績を踏まえて、県内NGOをJICA草の根技術協力事業・JICA基金へ繋げるため、プロジェクト立案・管理及び申請書作成実務等の実践訓練を行い、埼玉県のNGOの強化を図る。
概要
2018年度及び2019年度にNGO強化研修を開催する。研修構成は、事前準備のNGO調査・研修詳細設計、国際協力事業マネジメント基礎研修、JICA草の根技術協力事業申請書類作成等実践研修、参加NGOフォローアップで構成する。講師は、埼玉県と東京のNGOでJICA草の根技術協力事業の現場及び申請実務の経験者、並びに開発コンサルティング専門家とする。
背景・課題
埼玉県NGOでJICA草の根技術協力事業・JICA基金実績は7団体(正味団体)に留まっている。JICA東京の事業説明会には2016年度NGO10団体・15名が参加、内5団体が個別相談を受けた。2017年度NGO12団体・15名等合計30名が参加、内5NGOが個別相談を受け、NGOの関心が高い事が示されたが、申請までは辿り着いていない。説明会実績を踏まえ、NGOの課題を分析、克服してJICA草の根技術協力事業等の実施に繋げる、NGO能力強化研修が必要となっている。
対象受講者・定員
埼玉県NGOで事業に責任ある立場の代表者・理事・事務局長及びプロジェクト担当者等。各団体2名迄。年定員10団体/15名。
採択の可否は11月を予定。
 

2017年9月29日