国際協力NGO・IV‐JAPAN ラオス南部水害被災者緊急支援を開始

7月23日のダム決壊による洪水で大きな被害が生じているラオス南部アタプー県で、ラオスで20年余り開発協力を行ってきた国際協力NGO・IV‐JAPANが被災者へ緊急支援を始めた。被災地のサナームサイ郡内に被災者キャンプは9か所設置されたが、IV‐JAPAN はジャパン・プラットホーム(JPF)の協力を得て、ラオス赤十字をカウンターパートに、洪水で道路が寸断されて支援が大幅に遅れ、厳しい状況にあるトモヨート被災者キャンプで緊急支援を行う。同キャンプは簡易トイレが2台しかなく衛生環境は悪化し、食料は即席麺・缶詰めしか配給されず、生活用水も不足、キャンプ内の緊急ヘルスセンターには電気が来ておらず医療活動にも支障をきたしている。
IV‐JAPANは、同キャンプに居住する被災137世帯(773名)に必要な生活必需品(調理用品、衛生用品、綿毛布等)を配布。生活用水を確保するため川の水を貯水するタンクとパイプを補充、緊急ヘルスセンターに発電機を設置して医療機器の使用を可能にし、簡易トイレを設置して衛生環境を改善する。支援物資は大型トラックで運送し、支援拠点のアタプー県都サマキーサイへ、途そこから未舗装道路のため小型トラックに積み替えて更に支援前進拠点のサナームサイ郡都へ運び込む。その後、被災者へ支援物資を届けるもので、30日にIV‐JAPAN代表や元JICA専門家(ラオス水道技術)、赤十字スタッフ及び物資輸送トラックがビエンチャンから南部被災地へ向かった。
IV‐JAPANでは緊急支援に続いて、被災者の生活再建支援のための寄付金を募集しています。寄付金は認定NPO法人として税額控除の対象となります。
寄付先:郵便振込、口座番号:00140‐5‐537168、加入者名:IV‐JAPAN
備考欄に「ラオス南部支援」と明記して下さい。
IV‐JAPAN日本事務所 330-0856さいたま市大宮区三橋2‐545‐2‐101
電話048‐622-8612  E-mail:iv-japan@vanilla.ocn.ne.jp