一般社団法人シェア・ザ・プラネットの筒井哲朗代表理事のバングラデシュ報告

シェア・ザ・プラネットは今バングラデシュの農業にとって最も重要と思われる二つの問題に取り組んでいます。
1. 異常気象などによる災害に対して被害を緩和するための農業(気候変動適応農業)普及
2. 近代農業による土地の疲弊と乾季の井戸水灌漑による井戸水の水位低下とヒ素汚染への対処です。
3月15〜23日まで2. の乾季の井戸水灌漑に頼らない農業の普及に向けた取り組みの状況を見て来ました。

写真説明
①毎日灌漑するのではなく節水型の灌漑に変換した田んぼ
②ミミズによる堆肥づくり。男性は、化学肥料をこれまでずっと使ってきた。昨年化学肥料を購入するため借金したが返済出来ず、買うことができなかったが、ちょうどこのミミズ堆肥の研修を受け半信半疑でも、それしか道がなかったので、作ってみることにした。妻はミミズを気持ち悪いと最初は嫌がっていたが、1年後にはこの通り。生産も増えてきている。
③田んぼの一部を掘り抜いて稲田養殖と池による灌漑。池の周りには果物と野菜
④種子の保存