アジア・アフリカと共に歩む会、JICA草の根技術協力事業完了報告会を開催

6月11日(火)午後、JICA東京にて、NPO法人アジア・アフリカと共に歩む会TAAA(さいたま市)の草の根技術協力事業完了報告会が開催された。事業名「有機農業塾を拠点とした農村作り」、実施期間は2016年7月から2019年4月、事業費約3800万円。同団体は1992年設立、アパルトヘイトが終結した南アフリカへの教育支援を始め、2001年南アフリカ事務所開設しプロジェクトマネージャーを常駐、活動を広げながら、2014年にNPO法人化した。JICA草の根技術協力事業は2007年より支援型をスタート、2010年よりパートナ型に移行し、事業内容を発展させながら今回3期目の事業が終了したもの。同会が行ってきた長年積み重ねてきた支援活動を基盤に、JICAの協力を受けて、学校での菜園と健康教育、学校を拠点とした地域農業促進、学校を拠点とした有機農業のモデル地域づくり、そして今回の有機農業塾を拠点とした農村作りを行ってきた。同会は外務省NGO連携無償資金協力にも採択された実績を有している、埼玉県でも数少ない国際協力NGOである。同会創立者の野田千香子事務局長、受け継いできた久我祐子代表、現地に20年近く常駐する平林薫南アフリカ事務所長が大きな役割を果たしてきた様子。勿論、それを支える多くのボランティア、寄付者、企業、団体の存在がある。また、現地では支援活動を通して育ってきた若者がプロジェクトを担っている。素晴らしい報告会で有った。
現地写真は同会HPより。