国際協力NGO・IV‐JAPAN、ラオスのトレーナー育成事業完了報告会

埼玉NGOネット加盟団体のIV-JAPANがJICAと連携してラオスで行ってきた、「縫製・理美容・調理トレーナー育成事業」完了報告会が11月28日、JICA東京国際センター別館で開催された。2011年からの第3期5か年事業で、第1期、第2期を含めると12年間の職業訓練事業が完了した。
同事業はラオス社会のニーズが高い縫製・理美容・調理の3分野で、経済的に貧しく、教育レベルや技術習得が低い全国の青年が技術を習得し、起業や就職によって収入向上を図り、貧困削減に寄与してきた。職業訓練コースも初級から始め、中級、そして上級コースの開設へと進め、より高度な技術習得者を社会へ送り出してきた。
また、第3期事業では、全国の職業訓練所から派遣された人材をトレーナーに育成して地方職業訓練所の技術向上を図り、未整備状態にある職業訓練カリキュラムを開発し、職業訓練所によってレベル・内容もマチマチで不十分だった教科書・教材の手本ともなるのを作成するなど、ラオス政府の評価も高く、ラオスの職業訓練の質的向上や開発に不可欠な現地の人づくりに寄与し、大きな成果を修めて、ラオス側に引き継がれた。dscf1087