さいたま市民ラオス友好協会、ラオスでの飲料水事業を開始

埼玉NGOネット加盟団体のNPO法人さいたま市民ネットワークラオス友好協会では、ラオスでの飲料水事業の調査を昨年より行ってきたが、調査結果を踏まえてヴィエンチャン近郊の幼稚園&小学校を選定し、深井戸による水の確保を行った。同校は児童数約250名で、従来は浅井戸を利用してきたが、水質は悪く、乾季後半の2月~4月までは水が出なくなっていた。
校長、村長、教育長と打合せを重ね、深井戸堀り工事によって、年間通じた水の確保を可能とした。先生や児童の喜びは、想像を超えるもので、これからは乾期に子ども達の歯磨き、手洗い、水浴びに活用できる。さいたま市民ネットワークでは、これからこの水を如何に浄水して飲料水にするかを次の課題としている。ラオスでは都市部では水道が普及しつつあるが、農村部では水道どころか乾期には水不足で悩んでいる地域が多い。さいたま市民ネットワークラオス友好協会は水を浄化して飲料水製造装置を普及する事業を目的として今後の計画を予定している。