国際協力NGO・IV-JAPAN 富永代表のネパール現地報告

埼玉NGOネット加盟団体の国際協力NGO・IV-JAPANは、2015年にネパール中部地方で発生した大地震に対し、ネパール被災地に精通した人材や海外協力経験豊富なスタッフを派遣し、被害が大きいが支援の入っていない村へ、緊急支援事業を行ってきた。IV-JAPANは同時に、村の復興から開発に繋がる支援のニーズを調査し、現地の人々の意見を聞きながら、女性の職業訓練センターの建設、専門家派遣による技術指導、販路の開拓などの支援を継続して行ってきた。
今回、富永代表が現地を訪問し、支援状況を確認すると共に、現地カウンターパート(女性の自立支援組織)と協議を行ってきた。
ネパール事業報告1: IV-Japanは2015 年のゴルカ郡地震後継続的に支援。2018年1月にシュリタングリチョック中等高等学校にコンピューター15台と机、椅子セット、1ヶ月のPC専門家派遣。ネパールらしいのは盗難予防のためPC 教室の窓、ドアーに鉄格子、鍵等も設置。生徒たちは初めてマウスやキーボードを恐る恐る触って大喜びでした。
ネパール リポート2:
ヒマラヤの見える学校から恥ずかしがり屋の子供たち.ゴルカ郡では災害後JICA支援によりあちこちで学校や住宅建設が進んでいた。
ネパール レポート3:
次の事業地タクマズラクリボット村へ移動。ゴルカ郡都(KTMからは6時間半)、更に北へ川を渡ってジープで30分。2016年にIV Japanが建てた女性研修センターは3階建てに女性たちの努力で建設中。6ヶ月間の訓練を終えた4人の縫製トレーナーは学校制服350着のオーダーでうれしい悲鳴。収入も安定して喜んでいた。

今回感激したのは自分たちでファンドレイジングを独特な方法で実施しました。ネパール(ティハール)、インド(ビタワリ)と言われる「光の祭り」の1週間、WLCの女性たちが 村の全701世帯を回り、歌と踊りでご家族の繁栄や平和を祈ると、昔は米、トウモロコシや食事が供されましたが、今は現金を頂く風習があり、3000ドルも集めたのです。更に村の成功者に無利子、無期限で5000ドルを借り、1階だけだった建物を3階建てにしました。彼女らの自助努力は素晴らしいです。今後も応援したいです。皆様よろしくお願いします。
(富永代表FBより転載)