ともに翔んで!SAITAMA~埼玉県国際協力情報交換会2019~

埼玉県で海外協力及び多文化共生に取り組む各分野のアクターによる、埼玉県国際協力情報交換会が7月11日(木)、さいたま市で開催された。参加者は、海外協力NGO及び海外協力を行う自治体・県教育委員会、多文化共生NPO及び多文化共生に取る組む自治体及び市国際交流協会を中心に、大学教授や元国連機関職員等専門性を有する個人など70名を超える参加者が集まった。主催は、埼玉県のNPO法人埼玉NGOネットワークと国際協力機構(JICA)東京、後援に埼玉県(国際課)、埼玉県国際交流協会。
従来は、海外協力と多文化共生の活動分野、NGOと自治体、大学等のアクターが異なると、意見交換、経験交流、連携、協働は行われる事が少なかった。一方、途上国の貧困等グローバルな課題と、多文化共生など地域の課題の結びつきが強まり、国際社会の一致した目標であるSDGs(持続可能な開発目標)は、各アクターが連携して取る組むパートナーの重要な目標のひとつにしている。海外協力と地域活性化の事例も出てきている。
こうした事から、異なる活動分野、アクターを一同に集めて、意見交換、経験交流を深め、連携を促進する事で、SDGsの課題解決に寄与する事を目的に開催された。主なプログラムは、事例発表「海外協力と地域活性化~行政と住民による持続可能な地域づくり~」「海外協力~中堅NGOとしての持続性を目指して~」「多文化共生~市との協働国際相談コーナーで目指す多文化共生のまち」。それを受けて3分野のグループワークによる連携と行動の可能性、などを行った。