エクアドルの子どものための友人の会の組織の持続性確立のため試み

埼玉NGOネットワーク会員のNPO法人エクアドルの子どものための友人の会(SANE)は、1989年設立以来、エクアドルで子どもための教育支援事業を行ってきたが、2019年にはJICA草の根技術協力事業に採択され、海外事業の拡充を進めている。それに伴い、海外協力事業の充実を支える国内体制を確立し、組織の持続性を図るため、助成金を獲得して組織基盤強化事業を進めている。
埼玉県の海外協力NGO又は多文化共生NPOの大半は中小規模で、運営及び事業に必要な人材と資金の確保という共通の課題を抱えている。SANEの試みは、その課題の解決にひとつの方向性を示しうる取り組みと考える。中小規模NGO/NPOがそれぞれの特色を活かした海外協力、多文化共生を持続的に行っていく組織の有り方のひとつの試みとして注目していきたい。
2020年1月14日
埼玉NGOネットワーク事務局長加藤 陽一

エクアドルの子どものための友人の会、国内体制の充実に取り組む