埼玉NGOネットワークは7月23日(水)午前、さいたま市で若林秀樹国際協力NGOセンター(JANIC)事務局長を招いて公開勉強会を開催した。勉強会の前に行われた定例の情報交換会を含め、出席者は埼玉県内の国際協力NGO代表理事等を中心に、多文化共生NPO、JICA東京、埼玉県国際課、埼玉県国際交流協会など約20名。新型コロナウイルスの影響で出席者が少なかった事は残念で有ったが、講演60分、その後質疑応答・意見交換30分は非常に充実した内容であった。
国際協力への関心の低下傾向、社会的企業など国際協力アクターの多様化が進んでいる現状。人口動態や途上国の発展、社会課題のボーダーレス化、国内外での格差拡大など世界的動向。これを踏まえ、人権を共通言語として、NGOが自らを変革し、多様な社会的ステークホルダーと連携して、市民社会としての役割を果たす事が重要とした。
埼玉県の国際協力NGOは東京の大手NGOに比較すれば組織・事業規模は小規模で、同じ様な動きは難しいが、中小NGOの特色を活かして、同じ方向性を目指す事は可能であろう。