国際協力NGO・IV-JAPAN ラオス木工職業訓練事業、大きな成果で終了

埼玉NGOネット加盟団体、IV-JAPANがラオスで行ってきた「青少年の収入向上のための木工職業訓練事業」(JICA草の根技術協力事業)が終了し、評価報告会をJICAラオスと結んでJICA東京で開催した。教育を十分に受ける事が出来なかった主に地方の貧しい青年を対象に、木工家具の技術を習得し、就職や就業で収入向上を図ってきた。①カウンターパート教育省学校制度外教育開発センターの能力構築による自立運営化、②職業訓練修了生の就職・就業の促進、③ラオス木工業界の品質や生産性の向上の3目的の達成が、詳細な事業報告と数値を基に報告された。カウンターパートの人材育成(コーディネーター、トレーナー)、木工機材の導入と操作技術移転、初級・中級・上級訓練コースの計13期・130人の訓練実施、訓練カリキュラム及び教材の制作、埼玉県国際課、ものつくり大学専門家の指導及び日本での研修、学校・官公庁や企業から家具の受注による制作とその収入によるセンターの経済的自立運営、外部公開セミナー開催などを行ってきた。この結果、品質の高い製品制作は地元で高い評価を得てきた。