月別アーカイブ: 2018年1月

IVーJAPANが埼玉グローバル賞を受賞

埼玉NGOネット加盟団体の国際協力NGO・IV-JAPANが、2017年度埼玉グローバル賞を受賞しました。受賞分野が、「未来への投資」です。今回の受賞、特にこの分野でのNGOの受賞によって、NGO全体の価値を高めた社会的効果も有ります。

創立30 周年の記念の年に、IV-Japanは「埼玉グローバル賞」~未来への投資~を受賞します。今後4年間埼玉親善大使として世界と埼玉の架け橋として活動します。
IV-JAPAN代表理事富永幸子

【受賞理由】
1988年に会を設立し、タイの職業訓練から活動を開始。その後、更に貧しいラオス の状況を知り、1994年からラオスへ支援を拡大。30年にも及ぶ支援活動を継続している。学校建設等による教育支援のほか、調理、裁縫、理美容、木工などの職業訓練事業を実施している。 (埼玉県)

メイあさかセンター30周年記念事業参加報告

埼玉NGOネット加盟団体の認定・埼玉県指定NPO法人メイあさかセンターによる、朝霞市の小学校とマレーシアペナン州の小学校の児童画の交換、展示を行う「絵を通じての友好」が1987年に始まってから30周年を迎えた。絵画交換に参加する日本側学校は朝霞市を中心に埼玉県内、東京都まで広がりをみせ、マレーシア側でもペナン州からサバ州、ケダ州などへ波及していった。この間に「絵を通じての友好」は、絵画交換から日本とマレーシアの教育関係者・児童生徒の相互訪問・ホームステイの人的国際交流や、日本人美術教育専門家を派遣してワークショップによる美術研修にまで発展していった。
メイあさかセンターによる「絵を通じての友好」の特色は、メイあさかセンターを中心に地域の行政、学校、社会教育施設、企業、特に子どもから高齢者・障がい者までのボランティアが参加する、地域の多様なセクター・人々が取り組む「多分野協働」地域活動であると共に、多様性ある共生に取り組むマレーシアとの国際交流・相互理解・国際協力になっている点にある。
「絵を通じての友好」に参加した日本の児童・生徒は延約6万人を超え、参加者の中からはこれを機会に国際関係に進路を選択する青年も出ている。メイあさかセンターは、これからも同事業にSDGsを取り入れてさらに発展させるなどの構想を練っている。

メイあさかセンター30周年記念事業
『国際フォーラム in ASAKA グローバル教育支援~「絵を通じての友好 」日本&マレーシアでの成果~』
主催:認定・埼玉県指定NPO法人メイあさかセンター
後援:駐日マレーシア大使館、朝霞市、埼玉県、市民新報社、日本国際理解教育学  会、埼玉県国際交流協会、日本マレーシア協会、埼玉国際協力協議会
協賛:石橋財団
日時:2018年1月21日(日)13:00~16:00
会場:朝霞市産業文化センター
主催者挨拶:認定NPO法人メイあさかセンター代表理事尾池富美子
来賓挨拶:朝霞市教育長、駐日マレーシア大使館参事官、石橋財団教育担当官
マレーシア側より朝霞市、石橋財団、メイあさかセンターに記念品贈呈
基調講演:森茂岳雄中央大学教授「青少年国際交流における学校-地域連携の課題-   メイあさかセンターに期待すること-
パネルディスカッション:
アブドウール・ラーマン マレーシア教育省ゴンバ地方教育事務所副所長
「2005年以来現在までかかわりの中から児童も学生も絵を通じての友好に参加を熱望」
テーイーミン ペナン教師美術協会理事・チョンリン中等学校美術主任
「絵を通じての友好プログラムへの責任を果たしながら ペナンと日本の双方の子どもたちに魅了されて」
渡辺秀和 朝霞市教育委員会学校教育部教育指導課長補佐
「朝霞市内学校でのプログラム受入れについて…児童・保護者・教師の立場で」
中村美恵子 メイあさかセンターマレーシアワークショップ担当理事・元教師
水浦保之 メイあさかセンターマレーシアスタディツアーリーダー
「マレーシアへのスタディツアーで共存の自然体で感じた国際友好賞状が海外へつながった始まり」
尾池富美子 認定NPO法人メイあさかセンター代表理事
「数えきれない人々の協力に支えられ多分野協働と学社融合」
フロアーとの質疑応答

NGO研修「海外活動」と「広報・ファンドレイジング活動」-二つの活動の連動がNGOを強くする‐始まる

埼玉NGOネットの加盟団体、一般社団法人シェア・ザ・プラネット(代表理事筒井哲朗)によるNGO強化研修、『「海外活動」と「広報・ファンドレイジング活動」その両輪を駆動させるための研修-二つの活動の連動がNGOを強くするー』(JICA東京、ジャングル・コアとの共催)の第1回研修が1月15~17日、JICA東京(東京都渋谷区)を会場にスタートした。
研修は、従来は乖離しがちな海外等現場活動とそれを伝える国内活動を一貫して捉え、団体毎の特色を活かした現場と国内連携のグランドデザインを作成し、現場活動力、広報・支援者獲得力を高める事で、経営基盤、活動効果、社会的波及力を向上させる事を目的としている。
対象は、NGO役員・職員。
参加費は無料(交通費・宿泊費補助有り)。個々の研修参加も可能。
第1回研修は、団体のミッション・ビジョン、社会課題、団体課題の確認。
第2回研修は、1月29、30日、現場活動のグランドデザイン、団体スローガン作成。その後、海外事業及・NGO運営・広報の専門家による個別相談(グランドデザイン、団体スローガン)。
後半は、第6回研修が5月28、29日に現地活動課題解決、社会発信方法。第7回研修が6月4、5日に資金・組織計画、グランドデザイン運用、社会発信戦略。その後、専門家による個別相談(団体の特色を活かす長期経営戦略、協働関係構築、社会発信計画)。8月1~9日バングラデシュ現地研修(現地と国内の情報共有、その取材・報告方法、現地活動フォローアップ)が行われる。
問合せ先:シェア・ザ・プラネット tsutsui@sharetheplanet.jp

埼玉NGOネット1月定例会を開催、NGO・JICA・埼玉県国際課・県国際交流協会の情報・意見交換など活発に行う

埼玉県の国際協力NGO(途上国支援及び在住外国人支援)のネットワーク、埼玉NGOネットの1月定例会が1月17日(水)にさいたま市で開催された。参加者は、NGO代表者、埼玉県国際課、県国際交流協会など16名(JICA埼玉デスクは出張で欠席)。2月4日(日)開催のグローバルセミナー2018は、参加者申込や当日運営など最終準備状況の確認を行った。JICA連携は、2018年度JICA東京による「埼玉県国際協力NGO向け連携事業説明会」で、埼玉NGOネットと協働してNGO研修企画を検討するとの報告が行われた。NGO及び関係機関との情報・意見交換は活発に行われ、2018年はメイあさかセンター30周年、IV-JAPAN30周年、民族フォーラム20周年に当る事。埼玉YMCAから日中韓ユース平和フォーラム開催や埼玉県災害ボランティアネットワーク準備参加の報告、埼玉日本語ネットワークからは、各地の非営利の無料日本語教室に技能実習生を日本の受入側が大勢連れてくる事で、通常の在住外国人向け日本語教育に支障が生じている報告が有った。ワールドサポートプロジェクトよりベトナム生産者と日本の授産所を結んでチョコレート販売のベトナム調査報告、ふじみの国際交流センターやインターナショナル川口から多文化共生街づくりの取り組み報告が有った。

国際協力NGO・IV-JAPAN 富永代表のネパール現地報告

埼玉NGOネット加盟団体の国際協力NGO・IV-JAPANは、2015年にネパール中部地方で発生した大地震に対し、ネパール被災地に精通した人材や海外協力経験豊富なスタッフを派遣し、被害が大きいが支援の入っていない村へ、緊急支援事業を行ってきた。IV-JAPANは同時に、村の復興から開発に繋がる支援のニーズを調査し、現地の人々の意見を聞きながら、女性の職業訓練センターの建設、専門家派遣による技術指導、販路の開拓などの支援を継続して行ってきた。
今回、富永代表が現地を訪問し、支援状況を確認すると共に、現地カウンターパート(女性の自立支援組織)と協議を行ってきた。
ネパール事業報告1: IV-Japanは2015 年のゴルカ郡地震後継続的に支援。2018年1月にシュリタングリチョック中等高等学校にコンピューター15台と机、椅子セット、1ヶ月のPC専門家派遣。ネパールらしいのは盗難予防のためPC 教室の窓、ドアーに鉄格子、鍵等も設置。生徒たちは初めてマウスやキーボードを恐る恐る触って大喜びでした。
ネパール リポート2:
ヒマラヤの見える学校から恥ずかしがり屋の子供たち.ゴルカ郡では災害後JICA支援によりあちこちで学校や住宅建設が進んでいた。
ネパール レポート3:
次の事業地タクマズラクリボット村へ移動。ゴルカ郡都(KTMからは6時間半)、更に北へ川を渡ってジープで30分。2016年にIV Japanが建てた女性研修センターは3階建てに女性たちの努力で建設中。6ヶ月間の訓練を終えた4人の縫製トレーナーは学校制服350着のオーダーでうれしい悲鳴。収入も安定して喜んでいた。

今回感激したのは自分たちでファンドレイジングを独特な方法で実施しました。ネパール(ティハール)、インド(ビタワリ)と言われる「光の祭り」の1週間、WLCの女性たちが 村の全701世帯を回り、歌と踊りでご家族の繁栄や平和を祈ると、昔は米、トウモロコシや食事が供されましたが、今は現金を頂く風習があり、3000ドルも集めたのです。更に村の成功者に無利子、無期限で5000ドルを借り、1階だけだった建物を3階建てにしました。彼女らの自助努力は素晴らしいです。今後も応援したいです。皆様よろしくお願いします。
(富永代表FBより転載)

 

グロバールセミナー2018参加者募集「世界の課題と、SDGsと、私たちの暮らし」

プログラム
第1部:JICA埼玉県教師海外研修ザンビア・ベトナム報告・授業実践発表会
第2部:ファシリテーター松倉紗野香(上尾市立東中学校教諭)
「SDGsとは?」
活動事例
①飢餓をゼロに 儘田由香(ハンガーフリーワールド)
②質の高い教育をみんなに 新江梨香(青年海外協力隊OG)
③貧困をなくし、子どもにやさしい社会を実現しよう 南雲勇多(国際子ども権利センター理事)
④安全な水とトイレを世界中に 木村麻衣子(ギニア支援ボランティア)
4つの課題別グループワーク
全体振り返りと今後の展望 筒井哲朗埼玉国際協力協議会理事
日時:2018年2月4日(日)10:00~16:45
会場:コーププラザ浦和
http://shop-mirai.coopnet.or.jp/shop/saitama/coopplaza_urawa/
参加費:無料
定員:80名
主催:埼玉国際協力協議会、JICA東京、埼玉県国際交流協会
後援:埼玉県、埼玉県教育委員会、さいたま市、さいたま市教育委員会、コープみらい埼玉県本部
申込:グロバールセミナー2018事務局(埼玉県国際交流協会難波、広瀬)
氏名・所属団体名・TEL・E-mailを明記してお申し込みください。
E-mail:saitama-desk_hirose@friends.jica.go.jp

NGO研修参加者募集「海外活動」と「国内広報・ファンドレイジング」の連携

埼玉NGOネット加盟団体の一般社団法人シェア・ザ・プラネット(代表理事筒井哲朗)は、2017年度JICA・NGO提案型研修プログラムに採択されたNGO研修の参加団体募集を開始した。この研修は、団体の個性を明確にし、次のグランドデザインを描き、未来に向ける研修です。これによって、「海外活動」と「広報・ファンドレイジング活動」両輪の連携協働を進め、団体の海外・国内全体で目的共有を図り、新しい中長期工程表を作成する事で団体の力量を向上させるものです。
一部研修の参加も可能です。
参加団体募集中。問合せ・申し込みは、e-mail:info@sharetheplanet.jo

メイあさかセンター30周年事業「国際フォーラム グローバル教育支援 日本とマレーシアでの成果」参加者募集

埼玉NGOネット加盟団体の認定・埼玉県指定NPO法人メイあさかセンターは、2018年1月に30周年記念事業を開催します。
1.「国際フォーラムinASAKAグローバル教育支援~絵を通じての友好 日本&マレーシアでの成果~」
1月21日(日)13:00~16:00、朝霞市産業文化センター。別添案内チラシ参照。当日参加可能。参加費無料。
2.「日本&マレーシア児童・生徒絵画展」
1月17日(火)~21日(日)、朝霞市コミュニティセンター1階ギャラリー。別添案内チラシ参照し。参加費無料。
連絡先:電話048-468-6972、E-mail:mayasaka@mayasaka.net