NGO-外務省定期協議会政策協議会 NGOコーディネーターと外務省意見交換会

週末の7日外務省民間援助連携室、外務省政策課とNGO・外務省定期協議会 ODA
政策協議会 コーディネーターの間で次年度ODA予算に関する意見交換会が行われました(オンライン)ので簡単に報告します。
なお、埼玉NGOネットワークの筒井哲朗副代表理事がコーディネーターを本年度より勤めております。
概ね外務省からの説明は下記のとおり
・令和3年度ODA予算策定(概算請求)は、コロナの影響で例年より1か月遅れ
ている。
・外務省としても令和3年度ODA予算についての方針など確固たるものはまだ
無い。
・ODAの「予算の柱」の大規模な変更は考えていない。
・新型コロナウイルスの影響→保健医療分野により重点が置かれる可能性があ
る。
・外務省は引き続きNGOと緊密に連携していきたい。
・今年の概算要求のやり方:ゼロシーリング 去年の予算から同額で出す。しか
し、新型コロナウイルスの影響で必要なものは別途要求できる。
ただし、財務省からは税収の減少もありこれまで以上に厳しく査定すると聞
いている。

というものでした。NGOからはODAの軍事目的に対しての懸念を伝えました。
それに対しては、「ODAは非軍事の協力である、というのは外務省にとっても鉄
則。例えば違法漁業、防災といった分野で境界があいまいになってしまっている
部分もあるが、非軍事の部分で協力をしていきたい。省内、適正会議で審査した
上で行っている。」との回答でした。
会合はこの後、秋の概算請求がほぼ出そろう頃に再度行うことを確認して終わっています。

2020年8月10日
筒井哲朗
一般社団法人シェア・ザ・プラネット代表理事/埼玉NGOネットワーク副代表理事

外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/taiwa/kyougikai.html